英国のEU離脱



昨日は、英国のEU離脱ショックで、急激な円高等の為替変動・世界的な株急落等で大変でしたね。




CNN等の生放送を見ていても、その狼狽ぶりが感じられました。




キャメロン英首相の辞任発表、スコットランドの独立構想再燃、EU首脳部の悲観発言、なぜか米国のトランプ大統領候補の支持コメントなどなど。




「世界は、これからどうなるのだろう?」と不安を抱かれた方も多いと思いますが、今の時点では、誰も確たることは言えません。




いろいろな見方が可能ですが、私が感じるのは、「世界の二分化の大きな流れ」が始まってきたということです。




慶応大学の上山教授が指摘されているように、欧州エリート層の理想主義でつくられてきた超国家EUが解体し始め、英国もいずれスコットランド独立で解体していくことでしょう。




つまり、貧富格差や社会格差の拡大激化で、「生活苦に喘ぐ大衆の本音」が強く主張し始め、エリート支配層の思惑通りには事が運ばなくなったように見えます。




それ故、「東ヨーロッパからの移民は困る!」という英国大衆の本音が最後に勝負を決めましたし、その点では、支配層をバックとする保守党・労働党もほとんど機能しませんでした。




米国のトランプ現象も、大衆の本音を隠さず主張するトランプ氏に人気が集まっている現象です。




一見、英国離脱は、グローバル化への反動に見えますが、その底流には、(常に大衆をコントロールしてきた)「少数のエリート支配層の理想主義」と、(エリート・コントロールへの不満を率直に表し始めた)「大衆の本音主義」が大きくぶつかって、大きく分かれていく世の中になってくると感じています。




そのことは、今後の日本の政治にも如実に現れてきます!