参議院議員選挙が始まりました!
昨日から参議院議員選挙が始まりました。
今回の選挙のテーマについて、安倍総理は「アベノミクスを前進させるか、後退させるかの経済政策の選択だ」と強調しています。
私は、「違う!」と思います。
安倍総理の隠された真の狙いは、現在、与党で衆議院議員の3分の2をとっていることを踏まえ、参議院議員の3分の2をとって憲法改正を行うことにあります。
端的には、憲法第9条の平和条項を変えることです。
憲法第9条を変えて歴史に残る総理大臣となりたいと安倍総理は従来より主張してきています。
「戦争を卒業した!」と世界に高らかに主張してきた平和国家・日本が逆戻りし、普通の国となって戦争できる国となってしまうのかどうか。
日本国民は、いま大きな歴史的分かれ目を迎えています。
外務省時代にイラクのバグダッドで、イラン・イラク戦争に巻き込まれ、戦争現場の悲惨さ・残酷さを実際に体験した私・末松義規としては、当然のことながら、現憲法第9条を守る立場に立ちます。
「戦争という怪物」の凄まじさと恐ろしさ、厄介さを知ってしまったからです。
実際のところは、「日本から将来的に戦争を起こすことはない」と確信していますが、一方では、9条を改憲したり安保法制(集団的自衛権を認めている)を放置すれば、「将来的には必ず米国が関与する戦争に巻き込まれる」ことも確信しています。
もちろんそれ以外にも経済政策・社会保障政策・子育て政策・景気対策等の政治課題は種々ありますが、今回の参議院議員選挙でこの平和メッセージを全力で訴えていくつもりです!
末松義規