オリンピック等の延期問題を考える

昨夜の安倍総理の新型コロナウィルス対策の記者会見について、個人的に感じた点を2点に限って申し上げます。

①民主党時代に策定した新型インフルエンザ特措法の枠組を国会で承認して、「緊急事態宣言」を出せるようにしたことは評価しています。(もっと早くやるべきでした!)

緊急事態宣言となれば、人権・私権制限を伴うので、第一に医療専門家見解に基づき、最大限の情報公開と丁寧な説明責任、適切な措置と適時の緊急事態解除措置が求められます。

これらをチェックしていくのは、まずは野党とマスメディアの仕事だと思っていますので、野党として厳しくモニターしていきます。


②次に、総理の言葉にありましたが、「(日本の新型コロナウィルス感染の)ピークを出来るだけ後にもっていく」という方針が示されました。

しかし、そうなると、「オリンピック・パラリンピックを予定通りやる」という発言を考え合わせると、「オリンピックの事前段階からの盛り上げイベント等を含む諸準備が果たして十分にできるのか?」という疑問が生じます。

さらに、現在ヨーロッパを始めとする世界的パンデミックが始まっている深刻な状況下で、「果たして世界各国がベストコンディションの選手をオリンピックに派遣できるのか?」、「オリンピックを祝うムードが高まるのか?」、「WHOが緊急事態宣言を容易に解除できない状況下で、IOCが東京オリンピック開催を強行する判断ができるのか?」、「各国の入国制限が続く中、日本としてはオリンピックを理由とした外国人一般を容易に入国させることができるのか?」などの疑問も生じます。

危機的な暗いムードが世界中に漂う中、予定通りのオリンピック開催を、いま日本が声高に叫ぶのは得策ではありません。
むしろ、トランプ大統領が「オリンピック延期」を提案したことにうまく乗って、今年の秋以降のオリンピック開催時期を早期に決断し、その果敢な決断を世界に提示すべきではないでしょうか!!

そうすれば、世界も新たな日程に従った準備をすることができますし、日本の真夏のうだる暑さや凶暴化するであろう台風を避けることができることとなります。

もちろん、延期した場合には、オリンピック出場選手の選考問題、競技施設・東京都・国等の追加負担、日程変更に伴う様々な諸問題が生じることもあるでしょう。

しかし、あくまでも「世界が祝福する東京オリンピック・パラリンピックを成功させたい!」という観点から見ると、「今という時期」が、オリンピック開催時期をうまくずらす良いタイミングだと思います!!

あなたはどう考えますか?