前回の投稿で、私の方は、信頼のおける友人を通じて、港区のある方の実例を載せました。
その方の表現がキツ過ぎる点があるのは、どうしようもない不安と不満が背後にあるためであって、理解できるものです。
また、この投稿によって、いたずらに混乱を強調したり危機感を煽っているものではありませんし、港区の関係者も全力で取り組まれていることは重々理解しているところであり、批判する気はありません。
背後にある大問題は、多くの専門家も指摘するように、
①いまや従来からの「感染者ルート探し」を中心にやる手法が人手的にも限界にきていること、
②何人かの専門家も言っていますが、政府が方針転換してシステムとして、抗体検査等の簡易キットを使って大幅に希望者に対してスクリーニングをしていくこと(ドライブスルーや臨時大規模簡易検査場を設置するなど)、
③都知事も表明していますが、陽性であっても軽症者用の施設として、ホテルや様々な研修所を大々的に利用して一時滞在してもらうこと(医師と看護師の常駐)、
④この対応によって、本当の重症患者に対して、指定医療機関での必要な医療を提供させること、
⑤期待の治療薬と言われるアビガンを、「観察研究」という位置付けで、本人の事前同意や病院の倫理委員会の許可を経て、出来るだけ多くの希望者に早期投与していくことが、現時点では重要だと考えています。
私も外務省時代に湾岸危機の担当課長代理として現場の地獄を見てきた体験から、タイミングに合わせた必要な方針を指導部が随時打ち出していかないと、現場は混乱のまま地獄を見続けることになってしまうからです。
**なお、今日見たネット記事・コメントから、政府対応に関し、望月記者のコメントを写真掲載します。この記事が本当なら、大問題だと感じています!