一昨日は、財務金融大臣の所信表明に対する財務金融委員会質疑が4時間半ありました。
私の方は、質問時間が27分間しかなかった(09:30~09:57)ので、次の2点に絞って質問しました。
❶財政収入を拡大するための税関職員の採用拡大を提言、
❷森友問題に関する国会の予備的調査報告書に対して、赤木ファイル・赤木メモの存在を明らかにさせる
こと。
特に、
❶については、税関職員の中で、事後的調査を行う職員(輸入業者の申告漏れを指摘しているGメン501人で、昨年の輸入関係税収を137億円まで拡大)一人当たり2732万円の税収を拡大しました。
公務員採用の費用を差し引いても一人当たり2059万円税収を純増させています。
国際比較でも、非常に少ない日本の税関職員数ですから、税収を拡大させるための職員を増やすという発想が重要だと提言しました。
❷については、犠牲になった赤木さんのファイルやメモにおいて、財務省の改竄の実態がすべて明らかにされていると言われています。
財務省は、赤木ファイル・メモの存在をうやむやにして必死で隠蔽しようとしています。
予備的調査報告書でも、当該ファイル・メモの存在を問われて、「訴訟に関わることであるため回答を差し控えたい」と国会の権威を無視したふざけた回答をしています。
麻生財務大臣の答弁もまったく同じでした。
私の方からは、赤木ファイルの存在を確認している(赤木さんの直属の上司である)近畿財務局の財産管理官を国会へ招致せよ!と要求しておきました。
(報道は、11/19 朝日新聞朝刊)
一方、赤木さんの奥様が起こした民事訴訟では、赤木ファイル・メモの開示を要求した原告(赤木さんの奥様)に対して、「(損害賠償訴訟に関係無いので)回答する必要がない!」と突っぱねています。
さすがに、国会には「関係無い」と言えないので、「回答を差し控える」(写真)として回答を拒否しています。
国会の権威をないがしにするようなことが許されてはなりません!!
一方、同報告書では、資料が「無い」ものは、「資料が無い」と確認しているので、そのように言っていないということは、「赤木ファイルがある」ということであり、間接的にファイルの存在を確認しているのです!
また、赤木さんの奥様の訴訟が終わった時には、国会に赤木ファイルの存在と内容を報告せざるを得ないことになります。時間の問題です。
さらに懸念することは、赤木ファイル自体を財務省が改竄する危険性があることです。財務省には前科があるからです。
引き続き今週には、本日11/20に国会で野党統一の森友問題再検証チームヒアリング、来週の11/24には、野党として森友問題集中審議を財務金融委員会でやることにしています。
11/25の予算委集中質疑でも取り上げていきたいし、12/1の参議院財金委でも集中質疑する予定となっています。
この森友事件の赤木ファイル問題も、黒川氏を検事総長にさせる企みを阻止した時のように、世論の関心が高まってこそ解決が期待されます。
みんなで真相解明、頑張りましょう!