まず、インボイス導入に強く反対する全国青年税理士連盟の方々から、反対理由をるるお聞きしました。
特に印象的だったのは、写真のように消費税区分一覧表に従って80項目にも及ぶ区分整理をしていかなければならないということでした。
こんな複雑な分類をやることは、気の遠くなるような膨大な作業となり、吐き気すら覚えます。
こんな膨大な作業を本当に、昔通りに商売をやっている「年老いた夫婦の方々」に全部やらせようとするのか、あるいは、1人親方や個人タクシーの運転手さん等にやらせることにするのか!
拷問と同じような、とんでもない気がいたします。
次に、資源エネルギー庁より、「インボイス制度の導入に伴うFIT制度(再エネ固定価格買い取り制度)の運用についてヒアリングを行いました。
これについては、インボイス制度の導入により電気代を国民にさらに上乗せするような負担を考えることになっています。(年間58億円という試算もあります)
国民の負担をこのように増やすことが許されていいはずがありません。
最後に、「インボイス制度を考えるフリーランスの会(通称『ストップ!インボイスの会』)が、2021年12月から開始したオンライン署名を財務省に直接手渡すこととなり、18万人署名が集まりました。(写真)
これほど大勢の方々が、すぐに署名に参加されるのです。
ことほど左様に、インボイス制度は、中小零細事業者を大いに困らせることから彼らに忌み嫌われ、膨大な事務作業を強要される税理士の方々からも忌み嫌われ、インボイスの税務整理チェック作業に追われる税務署の職員の皆さんからも、実際上は忌み嫌われことになります。
当然のことながら、誰しも不幸にするようなインボイス制度の導入は、廃止または延期することが望ましいのです!



