昨日は、財務金融委員会でいくつかの質問をしました。
鈴木財務大臣
❶今年7/3から始まる新札の発行・普及。
面白かったのは、20年前の現金の貨幣総額が71兆円だったのに対して、現在の現金貨幣総額が121兆円と、2倍近く増えていたことです!
普通、電子マネーなどがかなり普及してきたことで、現金需要が減るだろうと思っていたところが、逆に増えているのは興味深いことです。
電子情報が増えれば増えるほど、コピー用紙の需要が増えることと似ているかも。
❷地域通貨発行の可能性(江戸時代の藩札のような通貨)
九州独立論を唱える友人がいて、「九州マネー札」という発想がありました。
paypay等の電子マネーやビットコイン等の大幅な普及もあり、様々な決済手段があるのは国民生活上便利です。それに加えて、地域主権の立場から、地域通貨を発行することは面白いと考え質問しました。
財務省としては、円という通貨機能に支障を与えないならば、地域通貨発行はオッケーということでした。
❸政府の為替介入
政府は直ちには認めませんが、ドル円160円を境に、4月末から5月にかけて為替介入を行なったことは明らかです。
今は155円半ばですが、一定の円高効果はありました。8.5兆円程度の為替介入だったと思います。
(国民生活を苦しめている)これ以上の円安を防止する観点を含め様々な立場からも、今回の為替介入は正当だったと思います。
ただ、中長期的な観点からは、現在の国際金融構造を踏まえれば、「焼け石に水」という側面は否めません。
❹インボイス増税実施に関わる現状調査の必要性
インボイス増税実施から7カ月が経ちましたが、「インボイス制度を考えるフリーランスの会」(「ストップ・インボイス」)の7000人アンケートが公表されて、インボイス増税の厳しい実態が明らかとなり、90%以上の方々が、インボイス実施に反対を唱えています!
私からは、財務大臣に対して、早急に「インボイス実施に関する実態調査」を財務省としてもやるべきだ!と繰り返し要求しました!